開業者必見!ビジネス成功の鍵は開業挨拶にあり

開業者必見!ビジネス成功のカギは開業挨拶にあり

 

開業は自己実現や成功に向けた大きなチャンスです。その第一歩となる挨拶や自己紹介は、第一印象や信頼性につながる大切なステップです。

そこで本記事では、挨拶回りの必要性や最適なタイミング、持ち物、挨拶状の書き方などについて詳しく解説します。

 

 

開業した際の挨拶回りは必要

開業した際の挨拶回りや挨拶メールは必要?

 

結論、開業した際の挨拶回りはできるだけ行うのがおすすめです。

特に飲食店やクリニックなどの実店舗を構える場合は、近隣の同業者や近所の方とコミュニケーションを取ることでイメージアップや集客などにつながる可能性があります。

また、実店舗を構えると騒音やにおいなどによるトラブルが起こりやすくなりますが、事前に挨拶を済ませておくことで、住民たちの理解力も変わってきます。

 

郵送やメールで挨拶回りを行っても問題ありませんが、住民の方とすれ違った際などは軽く挨拶したり何の事業を行っているのかなどを伝えたりするのがおすすめです。

特に、地元のネットワークや地域の団結力が強い地域では、新しい事業を受け入れてもらえるよう、最初の印象を大切にしましょう。

 

 

挨拶回り・挨拶メールをするタイミングは開業前もしくは開業してすぐ

挨拶回り・挨拶メールは開業前、遅くても開業後すぐに行うのがおすすめです。

余裕がある場合はプレオープン1週間前に行うと、内装工事の音やにおいなどによるトラブル発生の防止につながるでしょう。

開業してから時間が開いてしまうと、人によっては「開業の挨拶が遅くて失礼」と感じる方もいるので注意が必要です。

 

 

最適な挨拶回りのタイミング

開業後に挨拶回りを検討している方も多いと思いますが、タイミングが良く分からない方もいると思います。

以下では、挨拶回りに最適なタイミングを解説します。

 

開店の1週間前

最適な挨拶回りのタイミングは、開店の1週間前です。

開店から数週間以上離れたタイミングや、開店直前の挨拶回りはあまり良い印象を与えません。

開業するにあたり近隣の方々の理解は欠かせないため、人柄はもちろん、丁寧な挨拶で良いイメージを与えるようにしましょう。

 

お店の工事中

お店の工事中は騒音などで近隣に迷惑をかけてしまう場合があります。そのため、工事が始まる前に挨拶をするのがマナーです。

開店前の本格的な挨拶回りとは別に、工事中と工事完了後に改めて挨拶に伺うことを伝える挨拶回りをするとより好印象を与えられます。

 

 

​​挨拶回りが必要な範囲

誰に挨拶をしたら良いのか、悩む方も多いでしょう。

以下では、挨拶回りが必要な範囲を解説します。

 

同じビル内

ビルのテナントを借りている場合は、同じビル内の方に挨拶回りをしましょう。

後からトラブルにならないためにも丁寧な対応が重要です。

挨拶がてらに、同じビル内同士で情報共有ができるかもしれません。

 

近隣の家やマンション

近隣の家やマンションへの挨拶回りをすることで、関係性を良くするのだけでなく、宣伝効果も期待できます。

挨拶回りをする際に、クーポンやチラシを持っていくのもおすすめです。

 

 

挨拶回りをしておいた方が良い場所

挨拶回りをするにあたり、同じビル内と近隣の家やマンション以外にしておいた方が良い場所を説明します。

 

同業者・競合店

同業種の競合店にも挨拶をしておくことをおすすめします。

挨拶回りをしないと失礼だと思われてしまう可能性があるため、マナーとして挨拶回りを行いましょう。

挨拶回りしたことで親睦が深まり、さまざまな情報を得られるかもしれません。

 

商店街などの集会所

開業する地域の集会所にも挨拶回りをするのがおすすめです。

挨拶のついでに、その地域の特徴や気を付けるべきルールなどを教えてもらえるかもしれません。また良好な関係を築くことができれば、いろいろと助け合える存在となります。

 

 

挨拶回りで持っていくもの

挨拶回りで持っていくもの

 

開業の挨拶をしに行く際は、以下のようなものを持参すると好印象につながります。

 

粗品・手土産

挨拶回りの際は、感謝とお詫びの気持ちとして粗品・手土産を持参しましょう。

あまり高級なものだとかえって気を遣わせてしまうため、500〜1,000円前後の菓子折りやギフト券、タオルなどがおすすめです。

 

チラシ・挨拶状

チラシを持参することで、「どのような事業を行っているのか」や「どんな店舗なのか」を視覚的に伝えられます。その際にクーポンを付けておくと、客足が伸びやすいでしょう。

また、挨拶状は印刷したものでも問題ありませんが、余裕がある場合は一言手書きでメッセージを書くと信頼性アップにつながります。

 

名刺

開業の挨拶回りの際には名刺を添えるのがおすすめです。

チラシや挨拶状を長い間保管してもらえることは期待できませんが、名刺であれば手元に置いておいてもらえる確率がアップします。

 

 

 

開業の挨拶状の書き方

開業の挨拶状の書き方

 

挨拶状には、押さえておくべきマナーや基本的な文章構成があります。

以下では、挨拶状の書き方について詳しく見ていきましょう。

 

1.導入

本題に入る前に、頭語と時候の挨拶、相手の安否を気遣う挨拶を記載します。

文脈は、一般的な手紙やビジネス文書とほぼ同じです。

 

<例>

・謹啓 ○○の候 皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます 

・拝啓 ○○の候 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます 

・拝啓 ○○の候 ますますご発展の趣大慶に存じます 

 

なお、月ごとの時候の挨拶は以下の通りです。

 

時候の挨拶
1月新春の候

初春の候

・寒風の候

・寒中の候

・厳寒の候

・大寒の候

2月・晩冬の候

・立春の候

・余寒の候

・梅花の候

・春寒の候

・向春の候

3月・早春の候

・浅春の候

・仲春の候

・春色の候

・春分の候

・春暖の候

4月・陽春の候・桜花の候

・春風の候

・春陽の候

・晩春の候

5月・新緑の候

・立夏の候

・新緑の候

・薫風の候

・青葉の候

6月・初夏の候

・青葉の候

・深緑の候

・向暑の候

・梅雨の候

7月・盛夏の候

・小暑の候

・暑中の候

・大暑の候

8月・立秋の候

・晩夏の候

・残暑の候

・秋暑の候

9月・初秋の候

・新涼の候

・爽秋の候

・涼風の候

・秋涼の候

・秋色の候

10月・秋色の候

・秋晴の候

・秋麗の候

・紅葉の候

・秋冷の候

11月・晩秋の候

・紅葉の候

・落葉の候

・向寒の候

・霜秋の候

12月・初冬の候

・師走の候

・寒冷の候

・歳末の候

 

2.店舗(会社)の概要・設立の経緯

次に、開業の報告や開業に至った経緯などを伝えます。

 

<例>

・かねてより準備を進めていた参りました◯◯を設立(開業)しました 

・さて 私こと このたび「○○(店舗名)」を○○(場所)にオープンする運びとなりました 

・さて 私こと このたび「○○(店舗名)」を○月○日より開業することとなりました

 

3.感謝の言葉

関係者の方に感謝の言葉を伝えます。

感謝の言葉を添えることで気持ちが伝わりやすくなり、今後の営業に良い影響を及ぼすでしょう。

 

<例>

・皆様のお力添えを心より感謝申し上げます 

・平素は格別なるご高配を賜り、厚くお礼申し上げます 

・これもひとえに皆様のご高配と心より感謝しております

 

4.結びの挨拶

最後に結びの挨拶で締めます。

 

<例>

まずは書中をもちましてご挨拶申し上げます 

・まずは略儀ながら、書中をもってご挨拶とさせていただきます 

 

5.​​店舗(会社)情報

最後に店舗名(社名)や所在地、営業時間、定休日、連絡先などの情報を盛り込みます。

挨拶文とはわけて、書面の下部に記載するのが一般的です。

 

 

ケース別】開業の挨拶状に使える例文

【ケース別】開業の挨拶状に使える例文

 

以下では、開業の挨拶状に使える例文をケース別に紹介します。

 

例文1.スタンダード

謹啓 ○○の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます

さて、来る〇月〇日より、「◯◯(店舗・会社名)」を設立(開業)することとなりました平素は格別なるご高配を賜り、厚くお礼申し上げます

何とぞご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます

まずは略儀ながら書面にてご挨拶まで申し上げます   敬具

 

例文2.飲食店を開業する場合

拝啓 ○○の候 皆様におかれては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます

平素は格別のご厚情を賜り厚くお礼申し上げます

さて 私こと この度 「◯◯(店舗名)」を開店することといたしました

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております

まずは略儀ながら書面にて開店のご挨拶申し上げます 敬具

 

例文3.病院・クリニックを開業する場合

拝啓 ○○の候 皆様方にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます

さて 私儀 この度 ◯年◯月◯日「◯◯クリニック」を開業することとなりました

勤務医時代には温かいご指導とご厚情を賜り 心より厚くお礼申し上げます

今後は地域医療に貢献すべく誠心誠意努力する所存でございますので なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます

まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます 敬具

 

 

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