デザインの基本要素3つを初心者向けに解説!今日から使える実践法

デザインの基本要素3つを初心者向けに解説!今日から使える実践法

 

「デザインを任されたけれど、どう手をつければいいかわからない」

そんな悩みを抱えるWeb担当者やデザイン初心者の方もいらっしゃるのではないでしょうか

実は、難しいテクニックを覚える前に押さえておきたい「3つの基本要素」があります。

本記事では、デザインの基本要素を初心者向けにわかりやすく解説し、すぐに実践できるコツや無料ツールも紹介します。

 

 

デザインを始めたばかりの人がつまずく理由

デザイン初心者が最初につまずく一番の理由は、基礎を知らないまま感覚だけで進めてしまうことにあります。

実際のデザインには「配置」「色」「文字」といった基本のルールがあり、それを知らないまま作業すると、どうしても素人っぽさが出てしまいます。

基本を押さえるだけで、デザインは驚くほど見違えます。

 

「基本要素3つ」を押さえるとプロっぽく見える

基本要素3つ」を押さえるとプロっぽく見える

 

デザインの目的は「情報をわかりやすく、魅力的に伝えること」です。その土台となるのが形・色・質感の3つです。

プロのデザイナーは難しいことをしているように見えますが、実はこの基本要素を丁寧に扱っているからこそ完成度の高いデザインになるのです。

初心者でも、この3つを意識するだけで、驚くほど整った「プロっぽい」仕上がりを実現できます。

 

1.形

形はデザインの骨格を作る要素です。

デザインをする前には、「どこに何を配置するか」「どのように情報を整理するか」を決めます。

 

たとえば、バナー広告の中で重要な言葉を四角形で囲むと、視線が自然にそこへ集まります。

写真やテキストをグリッドに沿って並べれば、すっきりと整理され、読み手は迷うことなく情報を追うことができます。

 

2.色

色は見る人の感情や印象を一瞬で左右します。

たとえば、青は誠実さや信頼感、赤は情熱や勢いなどをイメージさせます。

この心理的な効果を理解して配色を選ぶことで、デザインのメッセージは格段に伝わりやすくなります。

 

<色が与える心理的印象(代表的な10色)>

与える印象・心理効果活用シーンの例
誠実さ、信頼感、安心、冷静さ採用サイト、金融機関、医療系
情熱、勢い、購買意欲、危機感セールチラシ、スポーツ関連、緊急告知
調和、自然、健康、安心健康食品、エコ関連、医療・福祉
明るさ、楽しさ、注意、希望子ども向け商品、注意喚起、イベント告知
高級感、威厳、力強さ、モダン高級ブランド、モダンデザイン、ファッション
清潔、純粋、シンプル、開放感医療、美容、ミニマルデザイン
オレンジ活発、親しみやすさ、行動促進飲食店、セール広告、若年層向け商品
ピンク優しさ、可愛らしさ、安心感、愛情コスメ、ファッション、子育て関連
高貴、神秘的、個性、創造性美容、芸術系、プレミアム感を出す商品
グレー中立、落ち着き、調和、控えめコーポレートサイト、背景色、無機質デザイン

 

たとえば、採用サイトを青でまとめれば「誠実で信頼できる企業」という印象を与えられます。セールのチラシに赤を取り入れれば「今すぐ買いたい」という購買意欲を刺激できるでしょう。

なお、使用する色は「メインカラー+サブカラー+アクセントカラー」の3色以内に抑えるのがポイントです。

 

3.質感

質感はデザインに深みを与えます。

平面的なデザインでも、影や光沢、素材感を加えることで立体感が生まれ、リアルで印象的になります。

 

たとえば、ボタンに薄く影をつけると「押してみたい」と感じる立体感が出ます。木目や紙の質感を背景に使えば温かみが生まれ、逆にガラスのような光沢を入れれば未来的でクールな印象に変わります。

 

質感を取り入れることで、デザインは「ただの情報」から「心に残る体験」へと進化します。

 

 

実践で使える!基本要素の応用テクニック

実践で使える!基本要素の応用テクニック

 

基本要素である「形・色・文字」を押さえたうえで、さらに少し意識を加えるだけで、デザインの完成度は一段と高まります。

ここでは、初心者でもすぐに実践できる応用テクニックを紹介します。

 

1.バランスを意識したレイアウトのコツ

デザインの「見やすさ」は、要素の配置と余白の取り方で大きく変わります。

情報を詰め込みすぎるとごちゃごちゃした印象になりがちですが、適度な余白を確保すれば、全体に呼吸するようなリズムが生まれ、自然と読みやすいデザインになります。

たとえば、会社紹介の資料で、写真とテキストを横に並べるときに左右の端をきちんとそろえると、それだけで「きれいに整っている」「信頼できそう」という印象を与えられます。

 

2.配色で雰囲気をコントロールする方法

選ぶ色によって「信頼できそう」「楽しそう」「高級感がある」など、受け手の感じ方がガラッと変わります。

「寒色系=落ち着き」「暖色系=活発」「ダークカラー=高級感」といった心理効果を理解し、デザインの目的に合わせて色を選びましょう。

 

3.読みやすく魅力的に見せる文字の使い方

文字は情報を直接伝える最も重要な要素です。いくら配色やレイアウトが優れていても、文字が小さすぎたり読みにくければ、内容は伝わりません。

読みやすく、かつ目を引く文字の使い方を意識することが大切です。

 

<具体例>

・見出しは大きく・太くする:重要な情報やセクションの始まりは、大きめのフォントサイズや太字で強調します。読者の視線を自然と誘導でき、メリハリのあるデザインになります。

・本文は細め&余白を広く:本文は細めのフォントを使い、行間や段落の余白を十分に取ると、読みやすさが格段に上がります。

・強調したい部分はサイズと色で工夫:たとえば「30%OFF!」などのキャンペーン文字を大きく太字にし、さらに赤やオレンジで色をつけると、瞬時に注目を集められます。

 

ポイントは「強弱をつける」こと。

すべてを大きく強調すると逆に読みにくくなるため、「見出し=目を引く」「本文=スムーズに読ませる」という役割を意識してバランスを取るのがコツです。

 

 

【用途別】デザイン制作に使用できる無料ツール

ゼロからデザインを作るのは大変ですが、無料ツールを活用すれば初心者でも簡単に取り組めます。用途に合わせて使い分けることで効率も上がります。

ツール特徴・おすすめ用途詳細
CanvaSNS画像やバナー制作に最適豊富なテンプレートがあり、文字や画像を差し替えるだけで完成度の高いデザインが作れる。SNS投稿や小さなバナーに便利。
PowerPoint資料作りだけでなく、Web用バナーや簡易デザインも可能多くの人が使い慣れているためハードルが低い。図形や文字を整列させる機能を活用すれば、シンプルで見栄えの良いデザインができる。
FigmaWebやUIデザインの現場で使われるツール共同編集ができるクラウド型ツール。Webサイトやアプリのデザインに適しており、無料プランでも十分に利用可能。本格的に学びたい人やチーム利用に最適。

 

 

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