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飲食店開業までの流れは9ステップ!利用できる補助金・助成金や必要な資格についても解説
飲食店を開業したいと思っている方の中には、具体的な開業の手順や利用できる補助金・助成金などについて気になっている方も多いでしょう。
本記事ではそれらを詳しく解説するとともに、コロナ禍で飲食店を開業する際の注意点も紹介します。
準備万端の状態で開業できるよう、本記事で理解を深めましょう。
目次
【9ステップ】飲食店開業までの流れ
飲食店開業までの流れは以下の9ステップです。
準備がスムーズに進むと半年〜1年ほどで開業できます。
しかし、万が一のトラブルに備えて、できるだけ期間に余裕を持って準備を始めるのがおすすめです。
1.お店のコンセプトを決める
お店のコンセプト決めは、「スタートでありゴール」であるほど重要なポイントです。
以下のように5W1Hでコンセプトを決めていくとイメージがまとまりやすく、軸がブレにくくなります。
この段階でかかる費用や予算なども算出しておくと、後の工程がスムーズに進むでしょう。
2.事業計画書の作成
事業計画書とは、事業内容や支出計画などをまとめた書類です。
金融機関から融資を受ける際や投資家に投資を依頼する際などに必要となります。
融資や投資などが必要ない場合でも、客観的な視点で自分のビジネスプランを確認できるため、作成するのがおすすめです。
なお、事業計画書のフォーマットは日本政策金融公庫の各種書式ダウンロードから取得可能です。同サイトの記入例を参考に記載してみましょう。
3.資金確保
事業計画書が完成したら、資金確保に移ります。
日本政策金融公庫の「2020年度新規開業実態調査」では、開業にかかった費用は「500万円未満」の割合が43.7%と最も高く、次いで「500万~1,000万円未満」が27.3%を占めていることがわかっています。
1991年の調査開始以来、最も少ない額での開業となっており、居抜き物件を使ったり古民家を改装したりなどの工夫次第では開業費用を抑えることが可能です。
また、資金調達方法としては「金融機関等からの借入」の割合が最も多く、自己資金や友人、家族からの出資で資金を確保しているケースも多く見受けられます。
4.物件探し
お店のコンセプトに合った物件を探します。
先述の通り、居抜き物件や古民家などを活用すると工事費用を抑えられます。
なお、物件は内装や外装だけではなく、立地も非常に重要です。
「ターゲット層が足を運びやすい雰囲気であるか」や「街の雰囲気はどんな感じなのか」をチェックしましょう。
5.店舗内外装工事・メニュー開発
物件が決まったら内装と外装をきれいに整えます。
自分でできるところと業者に任せるところを線引きすると、余計な出費を減らせるでしょう。
メニューは、お店のコンセプトに合ったものやターゲット層に合ったものを考えます。
定番メニューはもちろんのこと、競合店と差別化できるメニューも組み込みましょう。
店舗で使用する調理器具や食材の仕入れ、メニューブックの発注などにつながるため、できるだけ早い段階で決めておくのがおすすめです。
6.資格取得・各種届出
飲食店の開業には、「食品衛生責任者」と「防火管理者の資格」の取得が必要です。
食品衛生責任者の資格は、約6時間の講習を受講すると取得できます。専門的な知識やスキルは必要ありません。
防火管理者の資格は、お客さんが30名以上入る飲食店を開業する際に必要です。30人以下の店舗であれば取得する必要はありません。
その他、必要に応じて以下のような届出が必要となります。
届出・手続き | 届出先 | 対象 |
飲食店営業許可 | 保健所 | 全店舗 |
防火管理者の資格 | 消防署 | 収容人数30名を超える店舗 |
防火対象設備使用開始届 | 消防署 | 建物や建物の一部を新たに使用し始める場合 火を使用する設備を設置する場合 |
火を使用する設備等の設置届 | 消防署 | 建物や建物の一部を新たに使用し始める場合 火を使用する設備を設置する場合 |
開業届 | 税務署 | 個人事業主として開業する場合 |
青色申告承認申請書 | 税務署 | 青色申告をする場合 |
深夜酒類提供飲食店営業開始届出書 | 警察署 | 深夜12時以降お酒を提供する場合 |
風俗営業許可申請 | 警察署 | 客に接待行為を行う場合 |
労災保険の加入手続き | 労働基準監督署 | 従業員を雇う場合 |
雇用保険の加入手続き | ハローワーク | 従業員を雇う場合 |
社会保険の加入手続き | 社会保険事務所 | 従業員を雇う場合(法人の場合は必須、個人事業の場合は任意) |
7.スタッフ管理
従業員を雇う場合は、求人をかけたり身内に声をかけたりしてメンバーを集めます。
担当のポジション決めや共通ルールの確認、接客の練習なども行い、準備が整った状態で開業できるようにしましょう。
8.プレオープン
開業の準備が整ったらまずはプレオープンで練習をします。
プレオープンは2日間ほど行うのが一般的で、まずは家族や友人、近隣の方などに声をかけて無料もしくは半額の値段で料理を提供します。
プレオープン後は、接客レベルや料理の盛り付け、レジ精算などの改善点を洗い出し、開業日に備えます。
9.開業
プレオープン後はいよいよ開業です。
まずは目先の利益にとらわれず、従業員の育成や接客・調理フローの最適化を図りましょう。
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飲食店の開業で利用できる補助金・助成金
飲食店の開業で利用できる主な補助金・助成金を紹介します。
補助金・助成金 | 詳細 |
事業再構築補助金 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響で「業態を変えざるを得ない」もしくは「新規事業にチャレンジする」事業者を支援するための補助金。 詳細はこちら:事業再構築補助金 |
小規模事業者持続化補助金 | 中小企業や個人事業主が行う販路開拓や生産性向上の取り組みに対して経費の一部を支援する制度。 詳細はこちら:小規模事業者持続化補助金(一般型) |
IT導入補助金 | 中小企業・小規模事業者がITツールを導入する際に活用できる補助金。 詳細はこちら:IT導入補助金 |
雇用調整助成金 | 新型コロナウイルス感染症の影響により、事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持のために休業手当などの一部を助成する制度。 詳細はこちら:雇用調整助成金(新型コロナ特例)|厚生労働省 |
キャリアアップ助成金 | 有期雇用労働者や短時間労働者、派遣労働者など、非正規雇用労働者を正社員化したり処遇改善の取り組みを実施したりした事業主に対しての助成する制度。 詳細はこちら:キャリアアップ助成金 |
コロナ禍で飲食店を開業する際に注意すること
コロナ禍の現代で飲食店を開業する際には、いくつかの注意点があります。
新型コロナウイルス対策をしっかりと行う
2019年頃から流行した新型コロナウイルスの影響は今もなお続いています。
落ち着いてきたからといって対策を怠ってしまうと、クラスターの発生につながってしまうかもしれません。
従業員とお客さまを守るためにも、入店時の検温やアルコール消毒、定期的な換気などを徹底しましょう。
集客方法を工夫する
現在の集客方法はSNSやWeb集客が主流です。
特にSNSは認知度の拡大につながりやすいため、活用しない手はありません。
お店を開業する前からSNSで発信を行い、開業前にファンを付けておくと新規顧客だけではなくリピーターの獲得にもつながります。
ホームページは作成したほうがメニューや営業時間、雰囲気などがわかりやすくなりますが、更新が難しいようであれば無理に作る必要はありません。
しかし、ユーザーがGoogleマップ上でスムーズに目的地を探せるよう、地図検索の上位表示を目指すMEO対策は必須です。
飲食店開業に関するQ&A
以下では、飲食店開業に関するQ&Aを3つ紹介します。
Q1.小さい飲食店なら1人でも開業できる?
10坪程度の小さい飲食店であれば、1人でも開業できるでしょう。
リスクが少なく、自由に経営できる点が1人開業・経営のメリットです。
一方で、自分の代わりに店を任せられる人がいない点やワンオペでは売上に限界がある点には注意が必要です。メリットとデメリットを天秤にかけて考えるのがよいでしょう。
Q2.自宅で飲食店を開業できる?
自宅の空いているスペースで飲食店を開業することは可能です。
しかし、営業許可が取得できないと開業できないため、保健所の指示に従いましょう。
Q3.飲食店の開業に調理師免許は必要?
飲食店の開業に調理師免許は不要です。
しかし、お店の信頼につながったり調理師免許と同時に食品衛生責任者を取得できたりするメリットがあるため、取得しておいて損はありません。
飲食店のロゴ作成ならロゴ専門の制作チームCHICSへ!
飲食店のロゴはただのマークではなく、集客や知名度向上などにつながる大切な要素です。
思わず写真に残したくなるようなロゴだとSNSで拡散されやすく、より多くの人に認知されやすくなるでしょう。
また、お客さんはロゴを見てお店の雰囲気を想像するため、お店のコンセプトに合ったデザインを考えることも大切です。
今後長きにわたってお店の顔となるロゴの作成は、ぜひロゴ専門の制作チームCHICS(シックス)へお任せください。
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