RANKING
【6ステップ】価値を高めるブランディングのやり方|成功させるポイントも紹介
ブランディングを進めるにあたり、どうしたら価値を高められるのか悩まれる方も多いと思います。そこで本記事では、ブランディングの進め方や効果を高めるポイントについて解説します。
目次
ブランディングとはブランドの価値を高める施策
ブランディングとは、ブランドの価値を高め、自社と自社製品を独自のものであると社会全体に認知してもらい、競合他社との差別化を図るものです。
自社製品に魅力を感じてもらうために、企業イメージや伝えたいメッセージなどを訴求していくことが大切です。
セルフブランディングとは?
セルフブランディングとは、自分自身をひとつの商品として価値を高めるものです。
特にフリーランスや個人事業主にとって有効で、自身のユニークな能力をアピールすることにより、相場以上の価格での受注が可能になり、売上の向上につながります。
また、ビジネス機会の創出や競合との差別化、広告費の削減などのメリットがあります。
ブランディングの進め方【6ステップ】
以下では、ブランディングの進め方を、ステップごとに詳しく解説します。
ステップ1.自社の現状把握
まずは、自社の現状把握をしましょう。以下のようなフレームワークを使用すると、
自社と他社の違いや強みを明確にできます。
3C分析 | 「Customer」「Competitor」「Company」の3つの頭文字で構成されたフレームワークです。 市場環境や顧客分析を行い、市場や顧客を把握し、競合の数や他社戦略などの競合を踏まえたうえで「自社」の戦略を考えます。 |
PEST分析 | 「Politics」「Economics」「Society」「Technology」の4つの頭文字で構成されたフレームワークで、自社を取り巻く外部環境を読み解く分析手法です。 自社に影響を与える脅威を見極め、社会の変化も予測し、ブランディングに役立てます。 |
5フォース分析 | 業界の競争状況を把握するのに役立つフレームワークです。 「競合他社との関係」「新規参入の脅威」「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「代替品の脅威」の5つの要因を分析することで、新ブランドの立ち上げなどに役立ちます。 |
SWOT分析 | 自社の「Strength」「Weakness」「Opportunity」「Threat」から内部環境と外部環境を分析し、自社が取るべき対応を決めることで、ブランディングの骨格づくりに役立ちます。 |
ステップ2.社内にブランディングの重要性を認知させる
社内でブランディングの重要性を認知させることは、企業全体の目標達成に不可欠です。
ブランディングは、ロゴやスローガンを作ること以上の意味を持ち、企業の価値観や使命、目指すべきビジョンを体現します。従業員全員がブランドの価値を理解し、一貫したメッセージを外部に伝えることで、顧客の信頼を得やすくなります。
社内の各個人がブランディングの重要性を共有すると、組織としての一体感が生まれ、外部への効果的なブランド伝達が可能です。
ステップ3.コンセプトを決める
コンセプトは、企業理念や経営方針がもとになるため、ターゲットに分かりやすく言語化することが大切です。
商品やサービスが提供するメリットを、心理的な側面を含めて考慮し、誰がどのように伝えるかを明確にすることが重要です。シンプルで理解しやすいコンセプトは、消費者が価値を認識しやすくなり、購入意欲の促進につながります。
ステップ4.ターゲットを決める
ターゲット設定は、商品やサービスが適切な顧客に届くようにするために重要です。誤ったターゲット設定は集客につながらないため、性別や年齢、職業など顧客の特性を細かく考える必要があります。これはペルソナ作成と呼ばれ、商品を最も必要とする人々を特定し、彼らが喜ぶようなサービスを提供することが目的です。
ステップ5.ブランドアイデンティティを決める
ブランドアイデンティティの確立は、ブランドの世界観や独自性を明確に表現し、どのように認識されたいかを定義するために不可欠です。これにはロゴ、アイコン、フォント、ブランドメッセージなど、視覚的要素が大きく関わります。
アイデンティティを通じて、ブランドはターゲットオーディエンスに、独自の個性や価値を伝えることが可能になります。ブランドの個性や目標が一貫していることを確認することが重要です。
ステップ6.タッチポイントを考える
タッチポイントは、製品やサービスと顧客との接点を意味し、ブランドと消費者との関係構築に不可欠です。適切なタッチポイントを選択することは、ターゲット層に適した方法で顧客とのつながりを強化するために重要です。
例えば、雑誌をタッチポイントとする場合、そのカテゴリーや読者の年齢層を考慮して、ブランドのメッセージが効果的に伝わる媒体を選ぶことが求められます。これにより、ブランドの認知度向上と顧客エンゲージメントの強化が期待できます。
ブランディング効果を高めるポイント
以下では、ブランディング効果を高めるためのポイントを2つ解説します。
長期的な目線で進める
ブランディングは、長期的な安定経営と消費者信頼の構築に重要です。
短期的な成果に焦点を当ててしまうと、ブランドの方針の不安定さや顧客の混乱を招き、最終的には顧客離れを引き起こすリスクがあります。そのため、即時の売上増加よりも、長期的な視野に立った戦略を優先することが重要です。
ブランド価値の構成要素を把握する
ブランドは、3つの構成要素から構成されています。
ブランディングは、その商品やサービスに愛着を感じられなければ、成功したことにはなりません。
以下の構成要素を把握したうえで、それぞれの価値に対して前向きな印象を与えられるような手段を取る必要があります。
機能的価値 | 商品・サービスにおける、品質・機能・利便性がもたらす価値のこと |
情緒的価値 | 商品・サービスに費用を支払ったり、商品・サービスを利用したりすることで感じる価値のこと |
自己表現価値 | 商品・サービスを利用したり身につけたりすることで、理想の自分像を表現できる価値のこと |
現代の市場では、機能的価値の提供が難しくなっているものの、新規市場においては依然として重要な差別化要素です。加えて、物質的な消費から体験への価値の移行が進んでおり、情緒的価値が重要となってきています。「顧客体験」や「体験価値」は、購入後の体験に焦点を当てる現代消費のトレンドの反映です。
また、自己表現価値は、ブランドを通じて個人のステータスや価値観を示す手段としての役割を果たしています。例えばApple社の製品は、これらの価値を体現しており、機能的、情緒的、自己表現の各価値を組み合わせることで、独特の魅力を提供しています。
このように、さまざまな価値を提供することで、ブランドは市場での差別化と顧客の心を掴むことが可能になります。
CHICSで唯一無二のロゴを作ろう!
ブランディングにおけるロゴは、アイデンティティを表現するために重要です。
CHICS(シックス)は、企業や団体・個人のロゴマークを手掛けるロゴ制作のエキスパート集団です。
グラフィックデザイナー陣は業界経験平均15年以上であるため、経験を生かした唯一無二のロゴデザインの提案が可能です。
まずはちょっとした質問やご相談からでも大丈夫ですので、まずは気軽にお問い合わせください。
新規受付は毎月6件限定!お問い合せはお早めに
関連記事
-
ロゴ制作会社の費用と納品までの流れを紹介!選ぶポイントや注意点についても解説!
本記事では、ロゴ制作会社の特徴や費用、ロゴ制作会社を選ぶポイントなどについて解説します。依頼前に準備しておくこと
-
和風ロゴにはどんなデザインがある?ロゴが作れる今話題のAI画像生成ツールも紹介!
和風ロゴは日本らしさを生かしたデザインで、文字のみで構成されるものや家紋や和柄が入ったデザインなどさまざまなもの
-
会社員でもできる!起業のタイミングと成功の秘訣
会社員のままでも起業は可能です。適切なタイミングを知り、成功への第一歩を踏み出しましょう。起業タイミングや起業パ
-
企業ロゴの色選びは超重要!ロゴの色の決め方と日本企業のロゴの色に隠された意味を紹介!
色の種類は1,500万色以上にのぼるとも言われているため、色選びで悩むのは自然なことです。本記事では、企業ロゴの
-
東京都で起業する方必見!活用できる創業補助金・助成金を紹介
勤めていた会社を辞めて独立し、東京都で起業を考えている方や学生で起業を考えている方も多いと思います。しかし、起業
-
ブランドメッセージの力!役割や代表的なパターン、考える際のポイントも解説
ブランドメッセージは、競争の激しい市場での差別化に欠かせない要素です。この記事では、ブランドメッセージの重要性や