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会社から独立するための準備|仕事・職種の決め方や資金確保、手続きまで徹底解説!
現在会社員の方の中には、独立の魅力に惹かれ、新たなキャリアの道を模索している方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、独立を成功に導くために必要な準備を、基礎編やお金編、手続き編などの項目に分けて紹介します。
記事の後半では、会社からの独立に関する不安や疑問にもお応えしているので、自己実現と自由な働き方を求める方にとって、一歩を踏み出すためのガイドとなるはずです。
目次
フリーランスとして独立するための準備〜基礎編〜
以下では、フリーランスとして独立するために最初にやるべきことを紹介します。
なぜ独立したいのか明確にする
まずは、自分が独立したいと思っている理由を明確にしましょう。
フリーランスになると人間関係や時間など、さまざまな縛りから解放されるのは確かですが、営業や売上管理など、やらなければならないことが増えます。
フリーランスとして独立したあとに挫折しないよう、独立する目的や独立後に成し遂げたいことを明確にしましょう。
独立開業する仕事・職種を決める
独立開業しやすい仕事や職種は、自分がこれまで培ってきた知識や技術を生かせる分野です。
たとえば、美容師や税理士などはすでに資格を持っているため、まったく新しい分野に挑戦するときよりもスムーズに進むでしょう。
新しい職種に挑戦をしてみたいけれど成功するか不安な方は、まずは副業で始めてみるのがおすすめです。在宅で始められる仕事が多く、気軽に始められます。
独立開業しやすい仕事
初期費用をおさえられ、かつオンラインでできる仕事は独立開業しやすいでしょう。
リスクをおさえられるうえ、場所や時間にもとらわれずに働けます。
詳細は以下の記事をご覧ください。
独立までの準備期間を決める
「独立をしたい」と思っていても、いざ独立するときになると「収入が0になったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」などと不安になりますよね。
なかなか決断ができず、時間だけが過ぎてしまうことも少なくありません。
そのため、「いつまでに独立をするのか」の期限を設けることが大切です。
その日から逆算し、退職届を提出する日や開業届を出す日などを具体的に決めておくと、独立までにやるべきことが見えてきます。
必要資金の計算
必要となる資金は、独立を考えている職種や経営スタイルなどによって異なります。
そのため、自分が独立する際に必要となる資金を明確にすることが大切です。
先述した「Webデザイナー」や「Webライター」「ネットショップ経営」など、オンラインでできる仕事はパソコンやインターネット環境がそろっていれば始められるため、そこまで大きな資金は必要ありません。
一方で、実店舗を持ったりスタッフを雇ったりする場合は、数百万円程度のまとまった資金が必要となります。
フリーランスとして独立するための準備〜お金編〜
以下では、フリーランスとして独立するために準備しておくべきお金について解説します。
独立開業に必要な資金を準備する
独立開業にある程度まとまった資金が必要である場合は、資金調達が必要です。
また、必要となる資金には開業資金だけではなく、運営費や普段の生活費も含まれます。
自分の力でなかなか目標金額に到達しない場合は、補助金・助成金、クラウドファンディングなどの利用も検討しましょう。
事業用口座やクレジットカードを作る
フリーランスとして独立する際には、事業用の口座やクレジットカードを作るのがおすすめです。
個人と事業の支払いを同じ口座やクレジットカードで行うと、確定申告の際に明細の中から経費として支払った分を抜き出さないといけなくなり、手間がかかります。
そのため、口座やクレジットカードは個人用と事業用で分けるのがおすすめです。
フリーランスとして独立するための準備〜手続き編〜
フリーランスとして独立するための手続きを紹介します。
開業届を出す
開業届は、開業日から1か月以内に税務署に出す必要があります。
開業届を提出すると、税制上有利になる青色申告ができるようになったり屋号を作成できたりするなどのメリットを受けられるため、副業を始めた際にも提出するのがおすすめです。
国民年金に加入する
会社員からフリーランスに転向する際は、厚生年金から国民年金へ切り替える必要があります。
国民年金は厚生年金よりも将来の支給額が少なくなるため、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」や「NISA」「国民年金基金」などの利用を検討するのがおすすめです。
加入する健康保険の種類を決める
会社員からフリーランスに転向する際は、加入する健康保険の種類を決めます。
健康保険の種類は、「国民健康保険」と「会社の健康保険」「国民健康保険組合」の3つです。
国民健康保険は会社を退職した日から14日以内に加入する必要があり、住民票のある市町村で手続きを行います。
会社の健康保険には、退職してから2年間まで任意継続被保険者として加入できます。
加入にはいくつかの条件があるため、詳しくは以下をご覧ください。
任意継続の加入条件について | よくあるご質問 | 全国健康保険協会
国民健康保険組合とは、同業者の組合員で構成されている団体です。
前年度の収入に関係なく、一定の金額の保険料を納めます。
加入すべき健康保険は収入や業種、家族構成などによって異なるため、計算をして決めるのがおすすめです。
フリーランスとして独立するための準備〜仕事道具編〜
フリーランスとして独立するために必要となる主な仕事道具を解説します。
名刺作成
フリーランスとして独立をする際に作っておきたいのが名刺です。
独立をして仕事をすると、初対面の方や取引先の方と話したり交流したりする機会が多くなるため、自分の事業内容を伝える名刺を作成しておくとよいでしょう。
ロゴ作成
ロゴには「何の会社(お店)か」を伝える役割があり、認知度の拡大や記憶の定着などにつながります。
特に、カフェやエステのように実店舗を構える場合は、ロゴは集客につながる場合もあるためしっかり作り込みましょう。
オンライン上でできる職種でも、ロゴは名刺やSNS、Webサイトなどに使用できるため、作っておいて損はありません。
【不安解消】独立前にやっておくとよいこと
独立後の不安を少しでもなくすため、独立前にやっておくとよいことを紹介します。
クレジットカードの作成
フリーランスとして独立をすると、最初の頃は収入が不安定になりがちです。
そのため、会社員時代よりもクレジットカードの審査が通りにくくなる傾向にあります。
先述の通り、個人用と事業用の支出を同じクレジットカードで行ってしまうと確定申告の際に手間がかかってしまうため、審査の通りやすい会社員の間に作っておきましょう。
賃貸契約・ローンの申し込み
クレジットカード同様、賃貸契約とローンの審査も通りにくくなります。
そのため、引越しの予定がある場合や大きい買い物をする予定がある場合は、会社員のうちに申し込みを行うのがおすすめです。
会社からの独立に関するQ&A
会社から独立するにあたり、初めてのことばかりで不安な方も多いと思います。
ここでは、独立に関するよくある質問とその回答を紹介します。
Q1.独立するために必要なスキルは?
独立に必要な基礎的なスキルは、以下の4つです。
・営業スキル
・マーケティングスキル
・資金管理スキル
・事業計画の策定能力
営業スキルは仕事を獲得するために必要であり、マーケティングスキルは商品やサービスを販売する上で重要です。
また、複数の案件を抱える場合、資金管理が困難になる可能性があります。したがって、資金管理スキルも重要です。
さらに、事業の拡大や信頼性を構築するためにも、倫理的な観点から事業計画を作成するスキルが求められます。
Q2.独立して成功する人の特徴は?
独立して成功する人の特徴は、楽観的で自責思考な人です。失敗しても落ち込むことなく、失敗から学び成長できる能力を持っています。
また、質問することを恐れず、素直に学ぶ姿勢を持つ人も成長が早い傾向にあります。
詳細は以下の記事をご覧ください。
Q3.会社からの独立は裏切りになる?
会社から独立をする場合まずは、現在の雇用契約や労働法に基づき、独立することが許可されているかどうかを確認しましょう。
特に、競業避止義務や機密保持契約など、現在の雇用関係に関連する制約がある場合は注意が必要です。
独立する事業が会社の競合相手になる可能性がある場合、裏切りだと思われる可能性があります。また、これらの規則を無視して独立してしまうと、会社や上司との関係悪化につながる可能性もあります。
そのため、独立に関して不安がある場合は、法的なアドバイスや相談を受けることが重要です。
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ロゴはブランディングの鍵となる大切な要素であるため、初めからしっかりとこだわりを持って作成することが大切です。
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