RANKING
飲食店の開業資金はどれくらい?資金調達方法や初期費用を抑えるコツも紹介!
飲食店を開業したいけれど、「開業資金はいくらくらいかかるの?」「できるだけ初期費用を抑えたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、飲食店の開業に必要な費用相場と3つの資金調達方法、初期費用を抑えるコツなどについて解説します。
目次
飲食店の開業に必要な費用相場
一般的に、飲食店の開業には1,000万円前後が必要と言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
日本政策金融公庫の「2020年度新規開業実態調査」によると、開業費用の平均値は989万円ということがわかっています。
なお、「500万円未満」で開業する割合が43.7%と最も高く、次いで「500万〜1,000万円未満」が27.3%を占めているとのことです。
1991年の調査開始以来最も少ない額での開業となっており、開業時の資金調達額の平均も1,194万円と調査開始以来最も少ない額となっています。
最近では、居抜き物件や自宅などを改装して開業する飲食店も多く、開業費用は工夫次第で抑えられます。
資金の内訳
飲食店の開業にかかる主な費用の内訳は以下の通りです。
内訳 | 詳細 |
物件取得費 | 敷金、礼金、保証金、仲介手数料など |
内外装工事費 | ・看板の施工・取り付け費用 ・壁の塗装、床の張替え、造作費用など |
設備工事費用 | ・電気やガス、水道、トイレなどの設備を整えるための工事費用 ・厨房機材設置費用など |
什器・備品費・調理器具 | ・レジ、プリンター、電話 ・レジ袋や紙袋、ギフト用ボックスなどの包装容器 ・ゴミ箱、モップ、洗剤、除菌スプレーなどの掃除用品 ・キッチンペーパー、エプロン、食品用コンテナ、調理小物、傘立てなど |
運転資金(半年分) | ・人件費、広告宣伝費用 ・家賃、光熱費、通信費など |
飲食店は開業後にもさまざまな費用がかかるため、開業資金には開業後の運転資金も含めておきましょう。
資金調達方法3選
先ほどの「2020年度新規開業実態調査」によると、資金の調達先は「金融機関等からの借入」が全体の約7割、「自己資金」が全体の約2割を占めています。
しかし、資金調達ができる方法はそれだけではありません。以下では、主な資金調達方法を3つ紹介します。
1.日本政策金融公庫から融資を受ける
必要な手続きを済ませると、日本政策金融公庫から融資を受けられます。
日本政策金融公庫の「主要利率一覧表」を見ると、金利は1%~3%におさまる傾向があり、民間金融機関で借入するよりも返済の負担が少ない傾向にあります。インターネットからの申し込みが可能です。
詳細は日本政策金融公庫の「個人企業・小規模企業の方」をご覧ください。
2.補助金・助成金制度を活用する
飲食店の開業で利用できる主な補助金・助成金を紹介します。
補助金・助成金 | 詳細 |
事業再構築補助金 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響で「業態を変えざるを得ない」もしくは「新規事業にチャレンジする」事業者を支援するための補助金。 詳細はこちら:事業再構築補助金 |
小規模事業者持続化補助金 | 中小企業や個人事業主が行う販路開拓や生産性向上の取り組みに対して経費の一部を支援する制度。 詳細はこちら:小規模事業者持続化補助金(一般型) |
IT導入補助金 | 中小企業・小規模事業者がITツールを導入する際に活用できる補助金。 詳細はこちら:IT導入補助金 |
雇用調整助成金 | 新型コロナウイルス感染症の影響により、事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持のために休業手当などの一部を助成する制度。 詳細はこちら:雇用調整助成金(新型コロナ特例)|厚生労働省 |
キャリアアップ助成金 | 有期雇用労働者や短時間労働者、派遣労働者など、非正規雇用労働者を正社員化したり処遇改善の取り組みを実施したりした事業主に対しての助成する制度。 詳細はこちら:キャリアアップ助成金 |
なお、補助金・助成金の返済義務はありません。
しかし、基本的に後払いであるため、創業直後の手元資金として活用できない点には注意が必要です。
よって、早急に資金が必要な場合は、日本政策金融公庫や民間の金融機関などから融資を受ける必要があります。
3.クラウドファンディングを活用する
クラウドファンディングを活用するのも1つの方法です。
クラウドファンディングはインターネットを介して不特定多数の人から支援してもらえるため、事業や思いに共感してもらえればもらえるほど資金が集まりやすい傾向にあります。
ユーザーに「応援したい」と思ってもらうためには、積極的に自分の思いを発信していくことが大切です。
飲食店の開業にかかる初期費用を抑えるコツ
飲食店の開業にかかる初期費用はできるだけ安く抑えたいですよね。
そこで以下では、初期費用を抑えるコツを4つ紹介します。
1.居抜き物件をねらう
過去の内装や設備が残っている状態の居抜き物件を活用すると、内装工事費や設備・什器を揃える費用を抑えられます。
手間がかからない分、オープンまでの期間を早められるのもメリットです。
2.DIYで改装
電気やガス、水道などのライフライン以外であれば、内装をDIYで作り上げることが可能です。業者に依頼する必要がないため、その分の費用が浮きます。
しかし、DIYでこだわりすぎると開業までの時間が押してしまうこともあるため、スケジュール管理をしっかり行いましょう。
3.デリバリー・テイクアウト専門店での出店を検討する
デリバリー・テイクアウト専門店は客席がないため、人件費の削減につながります。
また、最近普及しているシェアキッチンを使用すれば、内装工事を行ったり物件・設備を購入したりする必要がありません。運用コストと閉店コストも抑えられます。
4.中古品を使用する
飲食店に必須である厨房機器は中古品を利用すると、開業資金を大幅に抑えられます。
中古厨房機器を扱っている業者の中でも、修理保証があるところを選ぶと安心です。
【注意点】自己資金0円での飲食店開業はほぼ不可能
「自己資金0円で開業できる」などの謳い文句がありますが、ほぼ不可能だと思っておいたほうがよいでしょう。
自己資金0円ということは、0円の状態から開業にかかるお金をなんらかの方法で集めないといけません。
安易に民間の金融機関から借り入れてしまうと、お金の返済や利息の支払いに追われてしまうなんてことにもなりかねないため慎重に検討しましょう。
ブランディングにつながる飲食店のロゴ作成ならCHICSへ!
飲食店をできるだけ安く開業したいと思っている方の中には、ロゴを自分でデザインしようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ロゴは単なるマークではなく集客や売上と大きく関係しているため、自分の感覚だけでデザインするのはあまりおすすめできません。
お店の顔として多くの人の目に触れるロゴは、ぜひロゴ制作専門チームCHICS(シックス)にお任せください。
初回ヒアリングの内容をもとに、ブランディング効果のあるロゴを作成します。
ロゴ入りのショップカードや名刺、ユニフォームなども制作できますので、お気軽にお問い合わせください。
新規受付は毎月6件限定!お問い合わせはお早めに
関連記事
-
飲食店のユニフォームはどうやって選ぶ?実例も紹介!
飲食店を新規開業したりリニューアルオープンをしたりするのにあたり、ユニフォームをどうするか考えている方も多いので
-
飲食店開業までの流れは9ステップ!利用できる補助金・助成金や必要な資格についても解説
飲食店を開業するまでには、お店のコンセプト決めや事業計画書の作成、資金確保などさまざまな手順を踏む必要があります
-
カフェの開業資金はいくら必要?資金調達方法と初期・運営費用を抑える3つのコツを紹介!
カフェの開業資金は約500〜1,000万円と幅広く、実際にかかる資金は開業スタイルや規模の大きさによって異なりま
-
レストラン開業の流れは?開業を成功させるポイントについても解説!
レストランの開業までにやるべきことは、コンセプト決めや事業計画書の作成、物件探しなどさまざまです。本記事では「何
-
【チェックリスト付き】開業に必要なアイテム一覧|失敗しない開業準備の秘訣とは?
成功するカフェ経営のためには、適切な開業準備が不可欠です。本記事では、開業に必要なアイテム一覧や資金調達方法、必
-
小さなカフェを開業したい!開業の流れや必要な資金、成功させる3つのポイントを紹介
小さなカフェを開業したいと思っている方に向けて、本記事では小さなカフェを開業するメリット・デメリットと具体的な開